とりあえず脱穀

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 麦の種蒔きで稲刈を中断したままのこの田んぼ。父が手刈りしてくれていますが、まだ刈り終わりません。最初の稲刈りから3週間ぐらい経ってしまったので、最初に刈った分は脱穀した方が良いと思い脱穀機を持ってきました。脱穀すれば稲架も開くので、新しく立てなくても刈り終わった稲束を干すことも出来ます。

今年初めての脱穀

 水分計で水分を測ったら13%台になっていたので、あわてて脱穀をはじめました。三角田んぼの脱穀です。

 お米は水分が高い方がおいしく、低い方が保存性が高まります。そのバランスを取って15%が一般の目標です。保存性に問題が無く、出来るだけ水分が高いのが15%ということです。多くの出荷基準で14.5-15%となっています。

 ただ、15%では味が今ひとつということで、16%まで認めるところもあるようです。冷蔵倉庫など、保管体制との関係もあるでしょう。

 というわけで13%は低過ぎますが、保存には問題無く、またこれまでのわが家のいい加減超手抜き農業では雪がちらつくまで干し続けたこともあります。それでもおいしい(自分で作ったのでおいしいというバイアスがかかっているかも)お米でしたし、もちろん保存性にも問題ありませんでした。有機栽培なので、基本的な食味が良いこともあるでしょう。

 三角田んぼは雑草一本無いと言える位、お布団農法が成功していたのですが、去年作った大豆の影響で過肥になってしまったらしく、稲は大きくなったのですが稔りが悪く、ついでに少しですがイモチも出てしまいました。

 わが家の田んぼの中では一番登熟が進んでいましたが、お米ので気が今一つということで、稲刈も後回しでした。つまり稲刈の段階でかなり乾燥が進んでいたわけで、それを1週間近く干してしまったので乾燥し過ぎてしまいました。水分計が戻ってこなかったので確認できなかったのですが、失敗です。田んぼで測り直したらサンプルより少し高かったので、良しとしましょう。

 わが家の脱穀機はトラクター駆動型なのですが、トラクターが壊れたままです。やむなく脱穀機を中古で購入しました。幸いトラクターの修理費の半分位で購入できたました。水分にあわせて最適なタイミングで脱穀しなければならないので、いずれ予備機が必要と思っていたこともあります。

 というわけで、初めて使う脱穀機でした。脱穀機自体は比較的簡単な構造なので多分大丈夫と思っていましたが、順調に脱穀できました。75坪の小さな田んぼなので、機械の準備から終了まで2時間ほどで終わりました。実際に脱穀機を使っていた時間は1時間強だったと思います。

 収量は予想通り少なく、籾で75キロでした。去年は減反で、その前の年は100キロ以上あったので、来年に向けた反省点です。それでもお布団農法のおかげで、以前のいい加減超手抜き農法より沢山お米が穫れました。

今年初めての収穫