薩摩芋の植え付け2日目

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 やはり畝立てしないと作業性が悪いので、水分がありそうな表面の土で軽く畝を立てます。天気が良くてどんどん乾燥するので、高畝は諦めます。水分を逃がさないようマルチを張ります。

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 3畝できたので植え付けに移ります。強い日照で薩摩藷の苗の葉が枯れないように、新聞などを挟みます。

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 昨日乾燥した高畝に植えた苗。日陰にもなるので枯れてはいませんが元気がありません。

薩摩芋の植え付けその2

 朝頼んだ苗を取りに行っている間に畑の準備をします。少し坂を上がった、山のふもとの畑に植えます。塩田平の眺望が素晴らしく、天空の畑と呼ばれています。実は去年の終わりから放任状態でした。秋に鹿が出始めて電柵を接しました。豆類の収穫が終わった位で雪が積もってしまい、そのままになっていました。

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 薩摩藷は高畝が良いのですが、新たに畝を盛るには手間がかかります。ぐずぐずしているとまた土が乾いてしまいます。ほとんど畝立てしないので、畝が残っているのはごく一部です。まずは畝に生えた草を刈ります。薩摩藷の苗は根が出るまで日照に弱いので、日陰を作るために半分は草を残します。

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 1つの畝では足りないので、やや低い畝もハンマーナイフモアで草を刈ります。

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 薩摩藷の分の草は刈れました。

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 モアを使うついでに、スイカやメロンを植える予定の平畝も肥料を蒔いて草を刈りました。

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 苗が到着したので、早速高畝に植えてみました。うまく植わりません・・・。土が乾燥して堅過ぎるのです。昨日今日結構降ったように思いましたが、畝に水分が回るほどではなかったようです。

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 低い畝にマルチを張ってみました。やはり固い。それに畝が低過ぎます。時間をかけると乾燥が進みますが、表面の水分が多めの土を集めて畝立てすれば、土も柔らかくなるし、水分もあるのでは。というわけで畝立てすることにしました。

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 活躍した農機達。右側がハンマーナイフモア、左側が溝堀爪を着けた管理機。溝を掘りながら掘った土を畝に盛り上げます。

薩摩芋の植え付けその1

 比較的近くの畑に薩摩藷を植えました。ここのところほとんど雨がなかったので後回しにしていたのですが、昨日雨が降ったので「それっ」と種苗店に電話して「薩摩藷の苗ありますか?」

 幸い「今日も入りますよ」との返事。ただ時期的には既に遅く、紅東(ベニアズマ)という品種しか無いのと、入荷が昼過ぎとのこと。とりあえず400本予約しました。薩摩藷は25-30センチ間隔で植えるので、畝の長さにして100-120m分です。わが家の大きい畑は50m、その次の畑で40m位、それ以外だと30m位の長さがあります。畝2本から4本になります。

 紅東だけではちょっと寂しいのと、病虫害が発生したとき全滅の可能性もあるので、農協の販売店に行ってみると、金時がありました。全部買って100本でした。まずは金時から植えることにします。

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 この畑に植えます。薩摩藷は初期に水やりが必要なことが多いので、用水路のすぐ横の畝にします。

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 去年野沢菜を作って、今は雑草が生えている畝です。

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 薩摩藷は乾燥気味が良いのと、掘る時に楽なので高畝に植えます。草刈機で雑草を刈り、溝堀爪を付けた管理機で畝を盛ります。薩摩藷は植え付け時に水が必要なので、バケツで用水路の水を汲んで畝に散水しました。

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 反対側にも飛んでしまった土を、レーキで畝に持って畝立ての完成。沢山畝を立てるときは両側の畝に土を盛るので、管理機の作業だけで畝立てが終わってしまうこともありますが、人が手直ししてやった方が作物に合った形の畝にしやすいようです。

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 マルチを張って金時の苗を100本植えました。

夏野菜の植え付け準備2日目

 昨日里芋の種芋を植えた(置いた)ので、溝堀機でさらに土を盛って行きます。里芋もジャガイモと同じぐらい土を盛った方が良いようです。

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 畝の総延長は150メートルほど。2時間ほどでほぼ畝が完成しました。あとはレーキで溝の土を盛って畝の低いところを修正し、マルチをかけて完成です。手前2本の平たい畝はマルチをかけて茄子を植える予定です。

夏野菜の植え付け準備開始

 ジャガイモの土寄せ/畝立てが一段落したので、遅れている夏野菜の植え付け準備をはじめました。

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 ジャガイモの減反田が半分余っているというか、湿気が強くてジャガイモには向かないので、水分が必要な里芋と茄子を植えます。今年は減反で場所が沢山あるので、マルチ作りで1メートルぐらいの疎植にしてみます。

 里芋を作りながら藁の分解も狙い、里芋の畝には昨年の稲藁を芯に入れて畝立てしてみることにしました。里芋がうまく育つかわかりませんが、実験です。

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 肥料は油粕。窒素量で茄子は反当40キロ。里芋は反当30キロですが、藁の分解に取られる分を考えて、茄子と同じ40キロにしました。両方ともマルチ作りなので元肥一発です。

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 里芋はジャガイモと同じ不耕起で畝立て。まず芯あたりに藁束を並べます。

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 次に肥料の油粕を撒きます。畝長が25メートル、畝幅が通路含め1メートルなので、畝の面積は25平米。平米当りの窒素が40グラムなので、窒素量で1畝1キロ。油粕の現物量で20キロで、1畝に丁度1袋でわかりやすい量になりました。

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 畝間の土を溝堀で掘りながら畝に盛って行きます。軽く土をかけて藁が動きにくくしたところで種芋を置き、その上に土を盛って行きます。半分ぐらい盛ったところで時間切れになりました。

 塩田は降水量が少なく、多湿の心配はないので、茄子は普通の畑では平畝で作っています。でもこの田んぼは水分が多く、途中管理機が埋まりかけたくらいなので、10センチぐらいの高さになるよう溝を切りました。田んぼで用水が来ているので、乾燥した場合は水を掛けられるので、乾燥した場合の対応も簡単です。

ジャガイモの畝立て終了

 管理機による畝立ては何とか終わりました。

 マルチ作りなので、元肥一発、芽が出てマルチを押し上げて来た時にマルチを破って芽出しをしたら、あとは収穫までやることはありません。ジャガイモは種芋より上にできる傾向があるので、覆土は最低でも10センチ、できれば15センチ欲しいところです。

 その分の土は畝間に掘る溝から調達するしかありません。マルチ張りの省力化のため2条植えにしているので、畝幅は75センチですが、溝/通路も同じ75センチにして、そこを溝掘り(溝掘刃を着けた管理機)で15センチ掘って畝に盛れば15センチ覆土したことになります。畝の高さは30センチになります。

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 管理機の直径30センチはある車輪がほとんど隠れてしまうので、これで完成ということにしましょう。

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 完全にきれいに掘れていないところもありますが、どんどん芽が出てしまうので、マルチ張りに移行しなければなりません。溝に落ちた土はマルチを張る前にレーキで畝に盛ります。