何とか草刈が終了して、大根の種蒔き準備

 何とか草退治が終わりました。

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 好天が続いたおかげで、2週間前の泥沼が嘘のよう。埋まってしまった頼みのハンマーナイフモアの引き上げに成功したものの、何故か途中で不調でダウン。仕方ないので写真手前の小型のハンマーナイフモアを出動させ、何とか全部刈り終えました。

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 大根を作る予定の場所と、死にそうな茄子は草から救出しましたが、里芋はまだ草の中。ただ幸い草は倒れ、里芋は背が高いので何とかなりそうです。

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 こちらが大根を植える予定の場所。

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 まず肥料を撒きます。ジャガイモ跡なので、反当4-5キロは窒素が残っている前提で反当約10キロの窒素を油粕で入れます。大根は反当10キロ程度でも良いはずですが、播種が遅れているのでやや多めで初期生育を促したいのと、刈った雑草の分解に取られる分を考えてのことです。

 本当はもう少し増やしたい気もするのですが、残肥が多過ぎると来年の米が倒れてしまうので、足りない場合は追肥で補います。

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 肥料を撒いたら耕起するために、トラクターを運んできました。

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 さて、真ん中に鎮座しているモアを動かさなければなりません。キャブを外してみたもののメインジェットが固着していて抜けません。仕方なく簡単に掃除してそのまま組み付けました。

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 エアクリーナーのエレメントはガソリンでビショビショ。何かおかしいようです。

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 エレメントを外してエンジンを回してみました。一瞬かかったのですが、エアクリーナーに残ったガソリンに引火して燃え上がりました。すぐに火を消したのですが、少し焦げてしまいました。

 結局その後はエンジンがかからず、人力で圃場外に移動させてトラクターをかけ始めましたが、すぐに真っ暗になってしまいました。続きは明日以降です。

塩田平便り:稲刈をちょっとやって玉葱畑の準備

 塩田平は週末2日とも強い霜が降りました。近くの山も色づき始め、田畑の周りの紅葉も進みました。天気が良いと、景色が本当にきれいです。強い霜が降りれば夏野菜は枯れてしまいますので、その前に収穫を終えなければなりません。時間的に、出来の良い夏野菜と南瓜のすぐ見つかる分だけしか収穫できませんでした。南瓜畑は部分的に雑草のジャングルになっていて、ジャングルの中の南瓜はすぐには見つからないのです。でも霜も直接降りませんので、気温がこれ以上下がる前に収穫すれば何とかなります。ピーマンなどは実も傷んでしまいがちですが、来年のための種蒔きが遅れているため、そちらを優先しているので、野菜の様子を見に行く余裕も無い状態です。

 先週は麦畑に切り藁を撒きました。近所の知り合いの大工さんが藁カッターを持っているので、それを借りて来たので仕事は早かったのですが、それでも4日かかりました。もちろん仕事もありますし、稲刈中断中の4枚目の田んぼの稲架が、強風で倒れてしまったのを直したりもしていたので、丸々4日かかったわけではありません。藁を撒き終わったので週末は稲刈に戻りたかったのですが、稲束を干す稲架が足りなそうだったのと、何週間も干して乾燥が進んでいたので、早く刈った分は2日がかりで脱穀しました。籾で180キロ位あったでしょうか。週明け雨の予想だったので、その前にと稲刈を再開しましたが、残念ながらぬかるみに阻まれて、全部は刈り終わりませんでした。

 もう一息なのですが、長靴が取られてしまうほどで、倒伏した稲も泥に埋まっていたり、大きな稗が生えていたりで苦戦して、残っていた稲の半分強を刈ったところで時間切れになってしまいました。刈り終わった稲束の稲架に掛ける作業は母やパートナーがやってくれたので、かなり進みました。面積的には、全部の田んぼの7割が刈り終わり、6割が脱穀まで終わったことになります。今刈っている4枚目の田んぼで残っているのは3%あるかないかなので、刈ってしまって切りを付けたいのですが、足場が悪いので半日はかかりそうです。遅れている玉葱の苗の植付け準備ができてしまう時間です。遅れている玉葱を優先しなければなりません。

 今年の玉葱は小さな減反田に植えます。水はけを良くするための弾丸暗渠を引いたまま、手つかずでした。家から近いので、耕耘機にライムソワーという、石灰を撒くための機械を付けて、耕耘機に引っ張ってもらってライムソワーに乗って減反田まで行きました。ライムソワーでも、油粕や牡蠣殻、グアノなどの粒状の肥料なら撒くことができるのです。肥料を配合して混ぜ合わせて撒きます。肥料を撒くのに4時間ほど、それからトラクターで耕すのに2時間ほどで何とか玉葱を植える準備ができました。今年はマルチを張って作るつもりなので、マルチを張るところまでやりたかったのですが、このまま出張です。今週はこれから3日間、先週は東京3往復と出張が多く、早起きして田畑に行ける日があまりありません。

 麦の種蒔きが終わったので、この時期大きいのは田んぼと玉葱だけです。小さいものでは、ニンニクや豌豆など、10月に種蒔きする予定だったものは遅れています。でもこの秋は暖かいので、今でも間に合うかもしれません。9月に種を蒔いた、大根や野沢菜などの冬野菜は順調に成長して、すっかり大きくなりました。主作物は専門機関に放射能検査に出していますが、幸い今のところ全く検出されていません。初収穫の春菊をおひたしにしてみましたが、本当においしい。野菜一つで幸せな気分になれるというのは、本当に幸せなことです。塩田平冬はそれなりに寒いので、もうしばらくすると、出来ないことの方が多くなります。何をするか迷っている今が、一番楽しい時かもしれません。

玉葱植え付け準備(肥料撒きと耕起)

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 昨日運んでおいた肥料を撒きます。まず肥料を混ぜ合わせ、ライムソワーに入れます。

 前半、ライムソワーから落とす肥料の量の調整が多過ぎて、撒き過ぎてしまい、その調整に時間がかかってしまいましたが無事撒き終わり、出張前に何とかトラクターで耕起し終わりました。出張中に手伝いに来てくれる人がいるので、運が良ければ植え付け始めてもらえるかも。

玉葱植え付け準備(肥料撒きの準備)

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昨日肥料を撒くためのライムソワーや肥料を運んでおいたのですが、それだけで1時間かかってしまったので、肥料撒きは今日に持ち越しました。

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この減反田に撒きます。大分遅れているので、頑張らねば。

ちなみに施肥量は、1aあたり油粕40キロ、グアノ10キロ、蛎殻石灰10キロです。成分量は窒素2キロ、リン酸2キロ、石灰4キロ(蛎殻はすぐには効かないので別計算)。

毎年施肥量には悩みますが、今年はマルチ作りに挑戦してみるので、全量元肥です。

 

玉葱植え付け準備(溝掘り)

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 玉葱は減反田に植える予定です。

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 溝掘機で排水溝を掘ります。

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 一通り溝が切れました。細かいところはスコップや鍬で仕上げてやらねばなりませんが、機械のお陰でずいぶん楽ができます。今日は田んぼに回りたいのでここまでですが、少し前進。

玉葱を植える準備開始

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 雨の予報だったので、ゆっくり起きたら降っていません。慌てて用意して、畑から溝掘りの機械を取ってきました。

 田んぼも遅れていますが、その影響で、玉葱の植え付けが危機的なのです。減反田で作る予定なので排水が悪く、雨でぬかってしまうとこの後の作業が遅れてしまいます。弾丸暗渠は掘っておきましたが、明渠も必要です。雨の前に溝が掘れればラッキーです。

玉葱の準備で草刈

 昨日に引き続き、玉葱植付の準備です。簡単に言うと、まず雑草を片付けて土壌を露出させます。そこに肥料を撒き、耕します。

 菜摘農園では、これは珍しいプロセスです。というのも、雑草などの植物は畑を肥やす腐植の材料の一つだからです。通常菜摘農園では積極的に草を生やし、それを細かく裁断して、土壌に鋤込みます。多くの作物では、粗大有機物が多い程よく育つからです。ところが玉葱は違うのです。粗大有機物は生育の妨げになるので、直前に鋤込むのは良くありません。

 そこで出来るだけ片付けます。そのためにはまず草を刈らなければなりません。刈払い機で刈った草を集めて片付けたのですが、かなり草が残っているので、さらにハンマーナイフモアで刈ります。

モアで刈り終わりました

 南瓜は隣の畑にも植えてあり、そこも片付けてタマネギを植えねばなりません。こちらは南瓜を探して収穫しただけで、雑草が生えたままです。

南瓜を収穫しただけで草だらけの畑

 もう1カ所、薩摩藷の後にも玉葱を植える予定です。こちらも掘り終わった畝以外は雑草に覆われています。掘り終わっていない畝からは薩摩藷のツルも伸びています。

薩摩藷を掘った跡以外は草だらけ

 薩摩藷は畝の中以外にはできないので、雑草を直接ハンマーナイフモアで刈っても問題ありません。

モアが通った後は雑草が粉砕されて真っ平ら

 ハンマーナイフモアは雑草を刈るだけでなく、細かく粉砕してくれるので、片付けも簡単です。薩摩藷を掘るには、ツルを片付けなければならないのですが、薩摩藷のツルは長くて手で片付けるのは結構大変です。畝にはマルチが張ってあるので、モアで刈るわけにはいきませんが、それ以外のツルは全部モアで刈ってしまいます。

薩摩藷を掘っていない畝の手前は刈り終わった

 来週幼稚園の子供達が薩摩藷を掘りにくるのですが、これで簡単に掘ることができます。次はもう1つの南瓜が植わっていた畑です。

 見つけ損なった南瓜が残っているでしょうから、本当は少しずつ刈払機で刈りながら残った南瓜を探すと良いのです。モアで刈る方がはるかに早いのですが、直接モアで刈ると早過ぎて南瓜を見つける暇がありません。モアは強力なので、南瓜も粉砕してしまいます。でも時間が足りないので、モアで刈ることにしました。刈る前に念のため見つけ損なった南瓜を探しているうちに、暗くなってしまいました。続きは明日に持ち越しです。

モアを移動して、南瓜を探しているうちに暗くなってしまった