腐海の救出

 天空の畑が大変な状況です。

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 雑草が3mほどに伸びています。まるで腐海です。しかし遅れている大根の種蒔きをするのはここしかありません。この畑は昨年マルチを全面に張って南瓜を作ったですが、そのマルチをどうするか迷っているうちに草ぼうぼうになってしまいました。

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 マルチの隙間が空いている場所があったはずなのでそこに肥料を撒き、その両側に大根を植えることにしました。春蚕さんと雑草を手刈りしてマルチの隙間を探します。大根の生育を促進するためにはマルチを活用して地温を上げたいので、幅30cmぐらいは雑草やゴミをどけます。隙間があり肥料を撒くことができそうですが結構大変です。

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 終わりそうにないので、ハンマーナイフモアを出動させました。

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 肥料は油粕を30kg撒きました。50mの畝なので、幅1mと考えると反当窒素量で30kgです。

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 マルチの間が開いていましたが、引っ張ってみるとほとんど場所で重ねて止めることができました。今後の秋雨を考えるとマルチで覆ったほうが雑草防止上有利です。その両側に大根の種を蒔きました。2列蒔きたかったのですが、半日で1列がやっとでした。腐海をなんとかしたいと思っていましたが、一部の開墾に終わりました。

 それでも200本分以上蒔いたことになりますが、時期がかなり遅くなってしまったのでどれぐらい大きくなるかは今後の天候頼みです。

玉葱を植え終わる

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 真ん中の2畝の途中で、残っていた苗が全部終わりました。両側の畝にもそれなりに生き残っている苗があるので、草を抑えるためにマルチを張ります。

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 左の畝はここまでしか苗が残っていません。あとは鹿に食べられてしまいました。

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 右側の畝はもっと少ししか残っていません。

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 全体のマルチ張りと、簡単な除草が完了しました。わずかですが、最近鹿に食べられたらしい玉葱がありました。おかげさまで玉葱の世話は完了です。隣の電柵も動物に引きずられたままですが、田んぼの準備をしなければならないのでお預けです。菜の花が沢山出るはずだったのですが、全部動物に食べられてしまいました。

引き続き玉葱を植える

 週末雨が上がったので、ジャガイモを植えられないかと減反田を見に行きました。

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 畝間の溝が水溜まりになっています。これでは作業は出来ません。

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 ジャガイモは諦めて玉葱を植えに行きました。昨年の生き残りの間に植えて行きます。左の畝は手前から1/4位まで以前植えました。雨が降ったので1週間ほど前に植えた苗も元気です。

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 そこまでたどりついたので、両側の畝の欠株に植えて行きます。夕方までに全部の苗は植え終わりませんでした。

ほんのちょっとの空き時間に玉葱を救出

 夕方少し時間が空いたので、玉葱の様子を見に行きました。秋に4畝マルチを敷き、苗を植えたままでした。12月初めに季節外れの雪が積もってしまい、手の出し用が無かったのです。2月末位に雪が減った時に手入れをすれば良かったのですが、多忙で放置してしまいました。

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 マルチはほとんど風で飛んでしまい、苗も鹿に食べられたり凍みて枯死したりと散々です。霜柱でマルチ押さえも苗も引き抜かれてしまうのです。冬場玉葱踏みをして、浮いた苗を落ち着かせ、マルチ押さえも踏み直してやれば良いのですが、手が回りませんでした。まず1枚だけ4割位飛ばずに残っていたマルチを全部張り直しました。これで1畝です。

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 もう一畝、比較的苗が沢山残っている畝を、端っこから張り直します。

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 暗くなるまでに1畝半張り終わりました。苗を植えに行ったつもりでしたが、マルチ張りで終わってしまいました。

さあジャガイモを掘ろう

 会社の人がジャガイモ掘りを手伝いに来てくれました。昨晩飲みすぎで弱気になっていたのですが、既に1カ月近く遅れています。意を決してトラクターからロータリーを外し、今年新たに購入した掘り取り機を取り付けました。

 わが家のジャガイモは1.5メートル畝に2条植えという独特の作り方をしています。これまでは耕耘機に鋤を取り付けて1条ずつ掘っていました。力一杯押してやらないと、浅くなって芋を切ったり、力負けしたりしてしまいますので大変疲れる作業でした。今年はトラクターで1.5メートル幅が掘れる機械を導入してみたのです。

 掘り取り機を取り付けるのは今日が初めてです。ヤフオクで中古を買ったので、家のトラクターに取り付けられるか、ちゃんと動いてくれるかもわからなかったのですが、とりあえず取り付けは出来ました。

 ただ、掘り取り機を駆動するドライブシャフト(ユニバーサルジョイント)の長さが合いません。3つ交換してみましたが届きません。トップリンクの長さも合いません。予備のシャフトがもう2本ありますが長過ぎて付きません。シャフトは機械に合わせて切って使うのですが、今から切っていては今日は作業できません。

 2時間ほど試行錯誤して、壊れたと思っていたシャフトをトラクターの3点リンクの油圧で押してみるとスライドするようになりました。ちょっと短いようですが使えそうです。掘り取り機の角度が付き過ぎている気がしますが、これ以上水平にするとドライブシャフトが届きません。とりあえずトラックに乗せて畑に持って行ってみました。

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 今年は1反以上植えたのですが、ポリさんに土をかけてマルチをかけてもらおうと思っていたのですが、両方ともやってもらえないままになってしまい、雑草がぼうぼうになってしまいました。2度ほど草を刈ったのですが、また伸びてしまい、膝より上まで草に覆われています。

 まず1畝をハンマーナイフモアで往復して畝の上の草を刈ります。土があまりかかっていないのでギリギリまで刈るとジャガイモも切ってしまいます。雑草も根も大分残った状態ですが、トラクターを入れてみました。

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 特に調整もしないでちゃんと掘ってくれました。信じられません。大成功です。

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 本当なら掘った土が先に落ち、土より粒が大きい芋は土の上に残るはずです。ところが芋が小さい上に雑草の根で土が固まって大きくなっているので、芋の上に雑草と土が落ちてしまいます。土と草をどければ芋が出てきます。

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 畝は40メートルほどあるので、土をどけながら芋を集めるのは重労働です。草ぼうぼうのおかげで収量はかなり少なく、1畝で40kgほどでした。今日は1畝ちょっとしか掘れませんでしたが、早く掘り終わりたいものです。

天空の畑の除草

 豆の種を蒔いて以来、近づく余裕も無いまま放置状態だった天空の畑ですが、昨日やっと様子を見に行くことができました。

 黒豆、小豆、鞍掛豆の種を蒔いたのです。幸い皆発芽していましたが、小豆の1畝だけ全く芽が出ていませんでした。どうしたことかと考えてみて、そこは虫に食われていた種を蒔いた畝だったことを思い出しました。虫が付いていたものの、種子にそれなりの重さがあったので蒔いてみたのですが、どうも虫は胚から食べてしまうようです。

 それ以外の豆も、芽は出ているものの、発芽間隔は必ずしも期待どおりではなく、特に黒豆はかなりの密蒔きになってしまいました。播種機の設計より薄く蒔こうとしたので仕方ないのですが、小豆を蒔き損なった畝に移植すればよいことに気が付きました。

 早速移植したいところですが、まずは種蒔きがうまく行っていない南瓜や、雑草に覆われている薩摩藷、スイカ、メロンなどを何とかしなければなりません。天空の畑は家から少し遠いので、どうしても草が生い茂りがちです。

 平井さんと一緒に、ハンマーナイフモアで南瓜や薩摩藷の周りの草を刈り、前回モアをかけたスイカやメロンの周りは、管理機で再生しつつある草を抑えました。はげたマルチを直し、追加のマルチも張って、南瓜の種を追い蒔きしました。前回蒔いた種の発芽率が低かったので、今度は沢山芽が出て欲しいものです。

薩摩芋の植え付け2日目

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 やはり畝立てしないと作業性が悪いので、水分がありそうな表面の土で軽く畝を立てます。天気が良くてどんどん乾燥するので、高畝は諦めます。水分を逃がさないようマルチを張ります。

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 3畝できたので植え付けに移ります。強い日照で薩摩藷の苗の葉が枯れないように、新聞などを挟みます。

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 昨日乾燥した高畝に植えた苗。日陰にもなるので枯れてはいませんが元気がありません。

薩摩芋の植え付けその2

 朝頼んだ苗を取りに行っている間に畑の準備をします。少し坂を上がった、山のふもとの畑に植えます。塩田平の眺望が素晴らしく、天空の畑と呼ばれています。実は去年の終わりから放任状態でした。秋に鹿が出始めて電柵を接しました。豆類の収穫が終わった位で雪が積もってしまい、そのままになっていました。

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 薩摩藷は高畝が良いのですが、新たに畝を盛るには手間がかかります。ぐずぐずしているとまた土が乾いてしまいます。ほとんど畝立てしないので、畝が残っているのはごく一部です。まずは畝に生えた草を刈ります。薩摩藷の苗は根が出るまで日照に弱いので、日陰を作るために半分は草を残します。

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 1つの畝では足りないので、やや低い畝もハンマーナイフモアで草を刈ります。

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 薩摩藷の分の草は刈れました。

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 モアを使うついでに、スイカやメロンを植える予定の平畝も肥料を蒔いて草を刈りました。

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 苗が到着したので、早速高畝に植えてみました。うまく植わりません・・・。土が乾燥して堅過ぎるのです。昨日今日結構降ったように思いましたが、畝に水分が回るほどではなかったようです。

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 低い畝にマルチを張ってみました。やはり固い。それに畝が低過ぎます。時間をかけると乾燥が進みますが、表面の水分が多めの土を集めて畝立てすれば、土も柔らかくなるし、水分もあるのでは。というわけで畝立てすることにしました。

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 活躍した農機達。右側がハンマーナイフモア、左側が溝堀爪を着けた管理機。溝を掘りながら掘った土を畝に盛り上げます。