明日は稲刈り

 朝、家の田の稲の穂の黄化を確認すると、そろそろ刈っても良さそうです。週末は不在なので明日明後日で刈らないと1週間以上先になってしまうのです。それでは遅すぎます。

 昨日から大きな田んぼにポンプで水を入れているので見にいきました。お隣の田んぼは稲架掛けの稲を脱穀中です。ポンプは幸いガス欠で止まっていました。水路の水が少なめなので、空気を吸ってポンプが空転し続けると焼きついてしまう危険があったのです。

 水はまだひたひた手前ぐらいだったので、ガソリンを補充してまた水を入れ始めました。一度止まるとポンプに水を補給しなければ動かないのがちょっと面倒です。

 三角田んぼももう少し置いても良いが1週間先では厳しい。両方とも明日明後日で刈ってしまうか。

 午前中は仕事で出て、昼過ぎに戻ってポンプを確認するとガス欠で止まっていました。4時間ほどでガス欠です。まだ水深があまりありません。ガソリンを補給して始動しました。水量が少なめだったのと、次に見に来る時まで動いていて欲しいので出力を抑えめにしておきました。

 午後は八幡社の手入れでした。無事終わって明るいうちに明日に備えてバインダーの整備です。

 バインダーは何台かあるのですが、整備の時間がないのでほとんど不調です。春に麦を刈った時も結束できない株が多くて手を取りました。その時にもう1台用意したのですが、パンクしていて家の前に置きっぱなしになっていました。低圧湿地用タイヤの高級モデルだったのですが、保管中はタイヤに重量がかからないようにしないとタイヤがパンクしてしまうのです。忙しくて忘れていました。

 そちらの方が結束機構の調子が良さそうです。普通のタイヤならあるので、エンジンが動けばパンクしたタイヤを交換すればその方がうまく刈れるかもしれません。1年以上使ってないのでキャブのオーバーホールは覚悟していたのですが、ガソリンを入れてみると1発でかかりました。暗くなってくる中でタイヤを交換しました。明日は朝からバインダーのテストです。うまく動いてくれると良いのですが。

 真っ暗になりましたが、大きな田んぼの水量を確認に行きました。朝から脱穀していたお隣の田んぼはまだ脱穀していました。田んぼはほぼ満水だったので、ポンプを止めました。

小麦の収穫開始

 今日も晴天ですごく暑い。ただ天気予報では今晩も雨。明日以降も雨がち。このままでは小麦の刈り取りと大豆の播種が遅れて行きます。昨晩も雨でした。でもこの好天で、ひょっとして麦が乾いているかも。27%まで落ちてくれれば刈り取り脱穀できます。先週30%強の水分がありました。この1週間は雨が多く、昨晩も雨でした。

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 大きな麦畑。品種はパン用小麦「ゆめかおり」です。小麦を本格的に栽培するのは初めて。肥培管理が悪いと、十分なグルテンが含まれなかったりするそうなので、どの程度パンに向くかは収穫してみないとわかりません。

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 水分計で計ってみると、14.3%。これは急いで刈らなければ。

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 小さい方の麦畑も測ってみたい所ですが、まずは登熟が進んでいる大きい麦畑からです。2条刈りバインダーで刈るつもりでしたが、良く考えてみると条間が50センチの所があり、株の真ん中を刈ることになりそうです。

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 あわてて放置してあった1条刈りのバインダーを掘り出します。動いてくれるでしょうか。キャブが閉固着していましたが、残ったガソリンを抜いてキャブを叩いてみた所、ガソリンが回るようになりました。何とそのままエンジンがかかりました。ラッキー。

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 刈り取った麦などの株を縛る、専用のバインダー紐を見つけるのに少し時間がかかりましたが、軽トラで小麦畑に運んで早速刈り始めました。

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 結束機構も問題無く動き、順調に刈って行きます。

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 残念ながら始めたのが夕方だったので、暗くなってきました。今晩も雨の予報なので、刈り取った束を麦畑に放置すると、雨で濡れてしまうかもしれません。回収して物置に仕舞うために、運搬車を持ってきました。

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 運搬車で麦束を拾って来て、軽トラに積み込みます。

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 暗くなる頃軽トラに積み終わりました。屋根の下に保管し、明日できるだけ早起きして脱穀です。

ちょっとだけ稲刈り

 昼頃から陽が射してきました。夕方仕事が一段落したので、中断していた稲刈りを再開することにしました。

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 昨日の雨で水がたまっているところもありますが、水が引きやすい奥の方は刈れそうです。父が休憩しています。

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 他に気になることも沢山あるんですが、父が毎日、手刈りしてくれているので、機械で刈れるところは刈っておきたいのです。

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 刈ったままの稲束も沢山ありますが、バインダーを使えるのは自分だけなので、少しでも刈っておきたいのです。稲架に掛けるのは、パートナーにもできます。

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 1時間以上頑張りましたが、暗くなってきました。雨じまいしたバインダーの後ろが、機械で刈れるところの残りです。ほんのちょっとで、倒れてなくて乾いていれば15分もかかりません。それが、倒伏してぬかるんでいると、2-3時間はかかります。

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 来年は倒さないよう気をつけるとして、少し暗くてもできる作業をして終了にしましょう。稲架を立てるのです。写真に、材料が見えます。

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 三脚を立て終わった頃には暗くなりました。見えるかな。

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 見えないと思いますが、完成しました。今日の作業はここまで。出張中に、パートナーが少しずつ進めておけます。

三角田んぼの稲刈

次は家の近くの三角形の小さな田んぼの稲刈です。

三角田んぼ。倒伏してしまったが雑草は無い

除草はほとんどしていません。お布団農法が成功して、倒伏はしていますが雑草はありません。1日かからずに刈れると思っていましたが、朝から曇りでした。稲が湿っているとバインダーではうまく刈れません。倒伏しているのでわずかに湿っていてもバインダーに稲が詰まってしまいます。乾燥を待つ間に、稲架の材料を運んできました。

バインダーが入れるようにそこだけ手刈り

乾いたところでバインダーが入る場所を手刈りします。回転する角も最初は手刈りします。

早速刈り始めましたが、激しく倒伏しているところは、うまく刈れません。バインダーに稲が詰まってしまったり、結束が出来なかったりします。その度に機械を止めて詰まった稲を取り除いたり、結束機構のカバーを開けて絡まったバインダー紐を取り除いたりしなければなりません。

バインダーの進行方向に倒れている稲は引き起こしやすいのですが、手前に倒れているとうまく引き起こせません。危ないところは、倒伏した稲を起こしたり向きを変え、刈りやすくしてやります。あまり寝ていると引き起こせないからです。

雨で中断

手間取っているうちに、すぐに雨になってしまいました。残念ですが中断です。農業は天気次第なので、天気の回復を待つことにしましょう。

稲刈2日目

 昨日に続いて青木の田んぼの稲刈です。午後は父を医者に連れて行く予定なのですが、午前中だけで終わるかどうか。

朝の田んぼの様子

 田んぼに到着した時の様子です。左側の田が大きく、右に一段下がって1/3位の大きさの田があります。左側の1枚を昨日刈りました。この1枚には3種類の米が並んでいます。右側がお布団農法の極早生、真ん中がお布団農法の普通種、左側が普通のコシヒカリの苗を田植えした所です。稲刈出来る状態になっているのは、極早生の稲だけです。

 お布団(種子入りの布マルチ)を敷いたのが6月初めになってしまったので、極早生を敷いたのですが、ここはわが家の田んぼの中でも標高が高い方。さすがに直播きは厳しいと思って極早生を敷きました。右側の小さい方の田んぼから敷き始めたのですが、大きい方の1/3敷いた所で極早生のお布団が無くなってしまいました。

 一昨年作ってくれた人が低温障害がひどかったと言っていました。人が田植を終わってから直播きでは、普通種では積算温度が取りきれない心配がありました。苗はまだ入手出来たので、普通の田植をすれば確実なのですが、有機農法で除草剤を使わないので、草取りが大変です。この田は10年以上耕作放棄されていたのを2年前に一度作り、昨年も耕作放棄してしまっているので、雑草の種子が大量にあります。慣行の田植では草を取りきる自信がありません。

 他の田んぼに植えた普通種のお布団(布マルチ)の使いかけが何本かありました。作業の途中雨に当ててしまい、来年使えるか分かりません。お布団はそれなりに高価なのですが、これならそれほどもったいなくありません。駄目元でそれを敷いたら1/3に敷くことができました。残りの1/3は田植機で田植をしました。苗箱わずか2箱の小さな田植です。

 予想通り田植をした部分は雑草に悩まされました、動力除草機を数回かけた他、背が高くなってしまった草には何回か田車や手取り除草もしましたが、それでも草だらけになってしまいました。お布団の方も台風の時に水路から雑草種子が大量に流入しましたが、手で拾うだけでそこそこ抑草できました。

 秋になってみると、極早生、普通種、田植とも、ちゃんと実を付けてくれました。お布団敷きの遅れも、低温障害も、問題無かったようです。成熟期が違うので、色は違いますが、順調に稔ってくれています。

 水口に小規模ですが遊水池を作り、20メートルほど水路を引き回してから田んぼに入れるようにして、少しでも水温を上げるようにしたのが良かったようです。また、下の段には最初直接水を入れていたのですが、上の段から入れるようにして、水温を維持しました。積算温度は昨年とそれほど違わないと思いますので、水管理で対応できる程度だったようです。

ただ、下の田んぼは稗の種子が大量に入ってしまい、水の流れにそって大量の稗が生えてしまいました。

バインダーの周りは完全倒伏

 バインダーの周りは特に稗が多かったところで、巨大化して倒伏した稗に稲が巻き込まれ、完全にぺったんこになってしまっています。それでも稗の被害は田んぼ全体の3割位ですが、さて、どうやって刈ったものやら。

稲刈初日から苦戦

 早速刈り始めます。

稲刈開始

 バインダーというのは結束機、つまり「結ぶ機械」という意味です。稲を刈ることより、結んで束にする方が重要なのです。鎌で稲刈をやってみれば分かりますが、刈るより結ぶ方に時間がかかります。人が刈る以上のスピードで稲刈と結束の両方をやってくれる素晴らしい機械です。

 バインダー紐という専用の紐があるのですが、準備する時間がありませんでした。去年の残りの使いかけの紐を持って来たのですが、早速絡まってしまいました。何とかほどいて刈り始めたのですが、うまく結束してくれません。結束ミス続出です。

 結べても、緩くて使い物になりません。結束ミスが多いと、手作業で結び直すことになります。時間がかかって仕方がありません。結束機構に油を注したり、紐の張力を調節して強くしたりしているうちに、何とか結束出来るようになりました。

 早速刈り始めましたが、倒伏している場所や、雑草が多いところはうまく刈れません。雑草の稗が伸びると枯れて倒伏してしまいます。稲をに道連れに倒伏させ、刈れなくなってしまいます。それでも何とか1枚が終わりました。残念ながら既に夕方です。

1枚目の田んぼがひとまず終了

 下のもう1枚の田んぼも、今刈ったのと同じ位の面積があります。とても今日は終わりません。とにかくバインダーを下の田んぼに降ろしました。こちらは水が抜けていない部分がかなりあります。

激しく倒伏している

 この田んぼは稗が大量に生えてしまいました。せっせと草取りをしたのですが、ちゃんと取ったところはちゃんと稲が育ち、充分取れなかった所は稗が優勢になってしまい、全く手が回らなかった所は稲が雑草に圧倒され、巨大化して倒伏した稗の下敷きになってしまいました。

 稗が絡まっているとバインダーで刈れないので、稗を刈り取りながら刈ることにしましたが、外周を半分回った所で暗くなってしまいました。明日朝から続きを刈ります。
 

稲刈始まりました

 昨日講演会が終わり、準備から開放されたので、稲刈に取りかかりました。先週末ではちょっと早かったのですが、いくつかの田んぼではそろそろギリギリです。出来れば今日3枚刈ってしまえればラッキー、と思っていたのですが、そううまくは行きませんでした。

 この田んぼは、早生と普通種の布マルチと田植が、それぞれ1/3ずつ植わっています。品種は全て同じコシヒカリです。

稲刈前の青木の田んぼ

 この田んぼは最後に追加で作ることにしたので、準備が遅れてしまいました。早生じゃないと難しいかもと思ったのですが、早生の布マルチが途中で終わってしまいました。通常の田植なら間に合うのですが、有機栽培で除草剤を使わないので雑草対策が大変です。余っていた半端な普通種の布マルチをあるだけ使ってしまい、残りに田植をしたのですが、ちょうど1/3ずつになりました。

 幸い3つとも収穫に漕ぎ着けられそうですが、生育が違うので、3回にわけて稲刈をしなければなりません。最初に良く考えておけばよかったと思っても、後の祭りです。今日は早生の布マルチの稲を刈りました。

バインダー(稲刈機)

 バインダーを畦に降ろします。左側の田んぼの1/3と、右側にも同じ位の田んぼがあります。今日はこの2枚と、できればもう1枚、別の田んぼも刈ってしまいたいと思っています。ただ、これまで使っていたバインダーが去年壊れてしまい、今日使うのは、予備に買っておいたあまり調子の良くない機械です。先週キャブレターをオーバーホールしてエンジンは動くようになりましたが、実際に使うのは今日が初めてです。うまく行けば良いのですが。