玉葱の植え付け2日目

 気温も高かったので、玉ねぎを植えることにしました。前回は購入苗中心でしたが、今回は直育苗の苗です。ただほとんど育っていません。苗箱1つに1000粒蒔いたものもあるのですが、ひどいものは3本ぐらいしか苗が残っていません。

 路地で育苗していた頃は平均1/3ぐらいは育っていたのですが、1%以下はどうしたのでしょう。苗取りをしてみて理由がわかりました。

image

 地際で虫に食べられているのです。地下には沢山苗が残っていました。ただ、地表部を次々に食べられてしまうらしく、光合成ができないので地下部も小さいままのものが多いようです。コオロギが食べるらしいのですが、それだけでしょうか。

image

 ネキリムシが沢山出てきました。1箱から10匹出て来た苗箱もありました。虫を探しているわけではなく、苗取りのついでに見つけたものだけなので、実際にはもっといるのでしょう。ネキリムシだけかはわかりませんが、このひとたちがせっせと食べていたことは間違いないようです。苗が育たないわけです。

image

 ほとんどは非常に小さな苗です。一部大きなものもあるのですが、地上部がないので育ってくれるかわかりません。とにかく植え付けましょう。

 植えた品種は奥の畝が買った苗、多分ラッキーです。奥から2畝目が右からラッキーの続き。ラッキーが終わって真ん中辺が早生種。杏仁娘とソニックです。左側が天寿。最後に少し植えてない部分が残りました。

 今日は3畝目のマルチを張り、左側から植え始めました。品種はケルタマです。最後の方は細い苗なので2-3本一緒に植えました。育ってくれるかどうか。終わったところに赤玉ねぎを数本だけ植えました。一箱でそれだけしか残らなかったのです。

 ネオアースとノンクーラーの苗が残っています。早く植えたいのですがどうなることやら。春まで残ってくれれば、小さくても玉になります。それを夏に植えれば来春早々に食べることができるので、役には立つ予定です。

玉葱の苗作り

 玉葱の種を苗箱に蒔きます。玉葱苗は露地で作るものでしたが、2年ほど前に農業資材店で苗箱で作った苗を売っているのを買ってみました。これまでの苗より活着が良く除草も簡単そうなので、昨年からわが家でも苗箱に挑戦しています。ただ初めてで、昨年はあまりうまくできませんでした。昨日苗箱2つに播種したので、今日は残りの培土があるだけ種蒔きします。

image

 もう4種類種を買ってきました。今日はそのうちの早生の杏仁丸とソニックを蒔き、培土に余裕があれば晩生の天寿も蒔きます。有機栽培では病虫害に打てる手が少ないため、全滅を避けるために複数の品種を育てるようにしています。

image

 昨日40リットルの培土を用意したのですが、苗箱6箱になりました。昨日播種した赤玉葱と中晩生のノンクーラーそれぞれ1箱に加えて、杏仁丸2箱とソニック、天寿がそれぞれ1箱、計6箱播種が終わりました。覆土は普通の土を使っています。玉葱の覆土はやく1センチと厚めです。

 苗箱の大きさは32×40センチぐらいです。露地で育苗するときは条間8センチ株間1センチに条蒔きします。同じように蒔けば苗箱1箱に160粒蒔けます。しかし苗箱ならばら蒔きなので2倍くらい蒔けます。また農薬を使えば9割ぐらい苗になりますが、有機栽培では虫に食べられて1/3ぐらいしか残りません。6倍蒔くと約1000粒です。

 昔は玉葱の種は1袋7ミリリットル入りで、約1000粒でした。最近は4mlとか、4.5mlと少ない(高い)種が多くなってきました。1箱に2袋では1300粒になったりするし、1000流で混みすぎないかわからないので、少ない種も苗箱1箱に1袋ずつ蒔きました。

 雨で用意してある土の水分が多くなりすぎているので、追加の培土を調整できません。本当は8月中に播種したかったのですが、もう8日です。あと8箱分種子を準備しているので、雨が上がって土の水分が減り次第、追加の種蒔きをしたいものです。

育苗培土を作る

 遅れている玉葱の苗作りのために育苗培土を作ります。苗作りはあまりやる余裕がないのと、少しだけ作るなら市販の有機培土を使っていました。玉葱の苗作りは結構たくさん培土がいります。去年は適当に作ったら肥料が強すぎたらしく、生育がいまひとつでした。

image

 混ぜ合わせるのに舟がないので一輪車を使います。今日も雨なので物置の中で。まず40リットル作りました。配合は土38L、牡蠣殻2L、油粕0.4L、グアノ0.2Lです。普通はピートモスなどを入れるのですが、普通玉葱苗は露地で作るので、普通の土でやってみます。

image

 早生種を早く蒔きたかったのですが、近くのお店にはいろいろな種を売っていなかったので、中生、中晩生を3種類買って来ました。赤玉葱とノンクーラーは毎年作っています。早く新玉葱を食べたいので早生を作りますが、早生は保存期間が短いので沢山は作らず、半年以上保存できるノンクーラーのような中晩生、晩生を沢山作ります。

image

 苗箱4つに培土を入れましたが、会議の時間になってしまったので、赤玉葱、ノンクーラーそれぞれ1箱ずつしか種蒔きできませんでした。

玉葱を植え終わる

image

 真ん中の2畝の途中で、残っていた苗が全部終わりました。両側の畝にもそれなりに生き残っている苗があるので、草を抑えるためにマルチを張ります。

image

 左の畝はここまでしか苗が残っていません。あとは鹿に食べられてしまいました。

image

 右側の畝はもっと少ししか残っていません。

image

 全体のマルチ張りと、簡単な除草が完了しました。わずかですが、最近鹿に食べられたらしい玉葱がありました。おかげさまで玉葱の世話は完了です。隣の電柵も動物に引きずられたままですが、田んぼの準備をしなければならないのでお預けです。菜の花が沢山出るはずだったのですが、全部動物に食べられてしまいました。

引き続き玉葱を植える

 週末雨が上がったので、ジャガイモを植えられないかと減反田を見に行きました。

image

 畝間の溝が水溜まりになっています。これでは作業は出来ません。

image

 ジャガイモは諦めて玉葱を植えに行きました。昨年の生き残りの間に植えて行きます。左の畝は手前から1/4位まで以前植えました。雨が降ったので1週間ほど前に植えた苗も元気です。

image

 そこまでたどりついたので、両側の畝の欠株に植えて行きます。夕方までに全部の苗は植え終わりませんでした。

ほんのちょっとの空き時間に玉葱を救出

 夕方少し時間が空いたので、玉葱の様子を見に行きました。秋に4畝マルチを敷き、苗を植えたままでした。12月初めに季節外れの雪が積もってしまい、手の出し用が無かったのです。2月末位に雪が減った時に手入れをすれば良かったのですが、多忙で放置してしまいました。

image

 マルチはほとんど風で飛んでしまい、苗も鹿に食べられたり凍みて枯死したりと散々です。霜柱でマルチ押さえも苗も引き抜かれてしまうのです。冬場玉葱踏みをして、浮いた苗を落ち着かせ、マルチ押さえも踏み直してやれば良いのですが、手が回りませんでした。まず1枚だけ4割位飛ばずに残っていたマルチを全部張り直しました。これで1畝です。

image

 もう一畝、比較的苗が沢山残っている畝を、端っこから張り直します。

image

 暗くなるまでに1畝半張り終わりました。苗を植えに行ったつもりでしたが、マルチ張りで終わってしまいました。

玉葱と白菜の種蒔き

 玉葱の種蒔きが遅れていますが、ジャガイモを掘る余裕が無いので畑が空かず、苗床を用意できません。去年苗箱で育てた苗を買ってみたところ、活着が良く育ちが良かったので、苗箱で作ってみることにしました。ただ、基本直播きでやって来たので育苗はあまり経験が無く、肥料の量がわかりません。まずは露地と同じと仮定して計算してみることにしました。

 育苗土が問題でしたが、近くのホームセンターで有機肥料のみの育苗土を見つけました。ついでに白菜の苗も育てたいので、白菜の分は肥料を追加したいところです。また、育苗ポット用の土ではセル苗には荒過ぎるので、土を混ぜたいので、その分の肥料も計算しなければなりません。

 玉葱は窒素は25kgもあれば良いと思いますが、白菜は40kg必要です(共に反当)。ただし玉葱はリン酸の要求量が多く、pHも高めが良く育ちます。育苗期間を考えるとグアノを追加すれば良さそうです。

 窒素は現物量で平米25gと40gです。育苗箱に入れる土の深さが5センチ強なので平米50リットルです。50リットルに25gということは1リットル0.5グラム。市販育苗土の成分を見ると0.18g。育苗箱の場合は露地の1/3で良い様です。計算が面倒なので、玉葱は0.2g/L、白菜は5割増しで、0.3g/Lとします。

 0.2gの窒素は油粕にして4g。4gの油粕は容積で8mlです。容積で土の0.8%、白菜は1.2%になります。買って来た土は有機肥料入りとなっているものの成分量の記載がありません。いずれにしろ有機肥料はすぐには肥効が出ないので、土に入っている分は無視しても大丈夫でしょう。まず玉葱の配合で土を用意し、白菜の分は油粕を追加することにします。買って来た土が25L入りなので、以下の配合でやってみます。

○玉葱用の育苗土

・購入培土25L
・土   25L
・油粕 400ml
・グアノ400ml

○白菜用の育苗土

 玉葱用の育苗土に、容積の0.4%の油粕を追加

 玉葱用の育苗箱は約30×50センチ。ここに5センチの土を入れて散水後種子を2.5ml蒔き、1センチ覆土して良く押さえる、という作り方をやってみます。2.5mlは約300本で多過ぎる気もしますが、露地での育苗ではコオロギに食べられて1/3になってしまいます。今回はわかりませんが、1/3になるならもっと蒔かねばならないので、少ないよりは多めで良いでしょう。

 白菜はセルポットでの育苗です。本当はピートモスなどの保水力のあるものを増やしたいのですが、今回は時間も無いので玉葱と同じでやってみます。さてどうなることやら。

三角田んぼの法面の草を刈る

 ジャガイモが何とか今日で掘り終わりそうです。ジャガイモの最後まで残っていた畝を機械で起こしたので、収穫は皆さんにお願いできそうです。

image

 懸案だった三角田んぼの法面の草を刈ることにしました。10日ほど前に減反の現地確認があり、先週末は中山間地の共同草刈もあったので、怒られない程度に、畦の上と畦から刈払機で刈れる範囲は刈っておきました。でも身長以上の法面がある場所もあり、とても全部は刈れませんでした。低い方にかなり草が生えています。

image

 田面もざっと刈っておいたのですが、幸いこちらはそれほど伸びていません。実はこの下に玉葱が埋まったままなのです。先週香奈枝ちゃんが少し掘って、赤いネットに入れておいてくれましたが、回収する余裕がなくそのままになっています。

image

 下の方から草を刈り始めました。

image

 反対側の法面を刈り終わりました。

image

 一番低いところに水門が見えます。

image

 長い方の法面も刈り終わりました。

image

 三角田んぼの全体。ちょっと伸びているところもありますが、とりあえずはこれで良いでしょう。