天空の畑の除草

 豆の種を蒔いて以来、近づく余裕も無いまま放置状態だった天空の畑ですが、昨日やっと様子を見に行くことができました。

 黒豆、小豆、鞍掛豆の種を蒔いたのです。幸い皆発芽していましたが、小豆の1畝だけ全く芽が出ていませんでした。どうしたことかと考えてみて、そこは虫に食われていた種を蒔いた畝だったことを思い出しました。虫が付いていたものの、種子にそれなりの重さがあったので蒔いてみたのですが、どうも虫は胚から食べてしまうようです。

 それ以外の豆も、芽は出ているものの、発芽間隔は必ずしも期待どおりではなく、特に黒豆はかなりの密蒔きになってしまいました。播種機の設計より薄く蒔こうとしたので仕方ないのですが、小豆を蒔き損なった畝に移植すればよいことに気が付きました。

 早速移植したいところですが、まずは種蒔きがうまく行っていない南瓜や、雑草に覆われている薩摩藷、スイカ、メロンなどを何とかしなければなりません。天空の畑は家から少し遠いので、どうしても草が生い茂りがちです。

 平井さんと一緒に、ハンマーナイフモアで南瓜や薩摩藷の周りの草を刈り、前回モアをかけたスイカやメロンの周りは、管理機で再生しつつある草を抑えました。はげたマルチを直し、追加のマルチも張って、南瓜の種を追い蒔きしました。前回蒔いた種の発芽率が低かったので、今度は沢山芽が出て欲しいものです。

大物の植え付け

 もう3週間も植えそびれていた苗があります。スイカ、メロン、南瓜など、広い場所が必要な苗です。場所の準備ができずに、植えられないままになってしまいました。

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 大物と言っても単に場所を取るというだけの意味です。スイカは5メートル四方、南瓜は4メートル四方、メロンも3メートル四方ぐらいは必要です。出荷農家はもっと密植して、実の数を制限して一斉収穫一斉出荷して次の作物を植えますが、家庭菜園や直販の場合は一斉に穫れても意味はありません。

 家庭菜園では土地効率が下がるのはちょっと厳しい所ですが、田舎では土地は空いているので、のびのび育てます。ただ、全体を起こす時間など無いので、苗を植える所だけ肥料を撒いてモアで草を刈り、管理機で耕起してマルチを張って植えることにしました。抑草と肥料効率を上げるため、マルチの幅プラスアルファで管理機で浅くかき混ぜます。

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 これが苗。沢山ありますし、ずいぶん成長してしまいました。葉っぱが丸いのが南瓜、五角形っぽいのがメロン、切れ込みが深いのがスイカです。関係ないけど

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 南瓜はここに植えます。左の方に去年のマルチが敷きっぱなしなので、とりあえずそこに植えます。残肥があるはずなので、活着するでしょう。いずれ草を刈って、同じ方法で種を蒔く予定です。例年なら腰位まで雑草が生えていますが、今年は日照りで雑草も伸びず、膝までもありません。

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 苗を置いて行きます。3畝ほどの土地に20株ほどしか植えないので、かなりスカスカです。奥がスイカ、手前がメロン類です。スイカは大玉を5株、小玉の赤黄を3株ずつ、メロンはプリンスを5株と後は色々。

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 素晴らしい色の夕焼け。天空の畑ならではの光景です。

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 植え終わりました。

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 こちらは敷きっぱなしのマルチに植えた南瓜2株。日照りが厳しいので、あえて草を残して地温の上昇と乾燥を防止しています。

 南瓜は葉が大きく葉柄も長いので、ある程度雑草と競争できますが、スイカは草に弱くあっという間にやられてしまうので、かなり守ってやらねばなりません。ツルが伸びる前に周囲に施肥して草を刈り、マルチで草を抑えれば、収穫までほとんど手がかかりません。

薩摩芋の植え付けその2

 朝頼んだ苗を取りに行っている間に畑の準備をします。少し坂を上がった、山のふもとの畑に植えます。塩田平の眺望が素晴らしく、天空の畑と呼ばれています。実は去年の終わりから放任状態でした。秋に鹿が出始めて電柵を接しました。豆類の収穫が終わった位で雪が積もってしまい、そのままになっていました。

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 薩摩藷は高畝が良いのですが、新たに畝を盛るには手間がかかります。ぐずぐずしているとまた土が乾いてしまいます。ほとんど畝立てしないので、畝が残っているのはごく一部です。まずは畝に生えた草を刈ります。薩摩藷の苗は根が出るまで日照に弱いので、日陰を作るために半分は草を残します。

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 1つの畝では足りないので、やや低い畝もハンマーナイフモアで草を刈ります。

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 薩摩藷の分の草は刈れました。

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 モアを使うついでに、スイカやメロンを植える予定の平畝も肥料を蒔いて草を刈りました。

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 苗が到着したので、早速高畝に植えてみました。うまく植わりません・・・。土が乾燥して堅過ぎるのです。昨日今日結構降ったように思いましたが、畝に水分が回るほどではなかったようです。

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 低い畝にマルチを張ってみました。やはり固い。それに畝が低過ぎます。時間をかけると乾燥が進みますが、表面の水分が多めの土を集めて畝立てすれば、土も柔らかくなるし、水分もあるのでは。というわけで畝立てすることにしました。

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 活躍した農機達。右側がハンマーナイフモア、左側が溝堀爪を着けた管理機。溝を掘りながら掘った土を畝に盛り上げます。