亡くなった鶏を頂く

 事故死した鶏をさばきました。面倒なのは羽をむしるところですが、写真撮り忘れました。薪ストーブに大鍋をかけてお湯を沸かしておき、1分ほど浸けてからむしると羽は簡単にむしれます。ただ、大きな羽や、温度が回らなかったところはなかなか抜けず力がいります。お湯が熱過ぎると肉が煮え始めてしまいますが、すぐ料理するなら気にしなくても。今回はお湯の温度が低めでちょっと手間取りました。良く洗います。

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 まずは頭と足を落とし、内臓を抜きます。食道や腸の内容物がはみ出してしまって肉を汚染しないようにだけ気をつければ、大体をまとめて取り出せば簡単です。卵は産んでなかったようでまあ良かった。腸や肛門を傷つけないよう、肛門の周りを広めに切り取れば確実です。餌袋や砂肝の中は餌で一杯。沢山詰め込んで隠れていたようです。もったいないけど全部廃棄。

 中を洗って出刃でモモと手羽を外します。関節の構造を覚えておけばどこに刃先を入れるか迷わずにすみますが、わからないときは関節技をかけて動きを見て、刃を入れます。容器の中は手羽とモモと胸肉。胸肉は胸骨の両側に刃を入れて切り取ります。奥にささみがあります。大きな肉はこれで終わり。写真は残った小さな肉をこそいでいるところ。

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 内臓からレバーと心臓と砂肝を外してモツ煮にします。首の肉とヒップも一緒に煮てしまいます。心臓は中に残っていることが多い。砂肝の中には食べたえさが詰まっていることが多いので、覚悟して刃を入れ、貝のように開いて下さい。中身を出して良く洗います。内側に固くて丈夫な膜があるので、これを手で剥がして捨てます。

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 残った骨でスープを取ります。アク抜きに屑野菜を一緒に煮ます。土が付いていなければ、ジャガイモや人参の皮でも良いが、できれば葱やタマネギ、人参の葉など、香りが強いものが良い。色々入れた方が味が丸くなります。凝る人は月桂樹やセロリの葉なども入れましょう。

 さて、平飼いで運動量が多いので、味はいいけど筋肉質で固い肉です。繊維と直角に切って圧力鍋で柔らかく煮てシチューにすることにしましょう。

鶏1羽事故死

 大雪のせいというわけではないでしょうが、仮にロープで吊っておいた産卵箱のロープが切れてしまいました。

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 幸い産卵には支障なさそうです。

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 様子を見て高さを調整しようと思っていたので、万一落ちてもいいように台を置いていたので卵が割れたりすることはありませんでした。ただ不幸な鶏がわずかな隙間に入っていたらしく、かわいそうに圧死していました。

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 他の鶏たちは餌に夢中で仲間の事故には無関心な様子。

 さて、幸い死んだのは古い鶏の生き残りで、ほとんど卵も産んでないので損害はありません。でも命を繋いでいくには食べてあげたいものです。

 幸い寒い時期ですし、病死でもない。落とす必要もないし血抜きもできないので時間もかかりません。忙しい時期ですが先送りできないので、夕方1時間ほどかけて肉にしました。料理は明日になりますが、できればパートナーにお任せしたいと思います。

ヒヨコの到着

 自然養鶏をやっている知人にお願いしていた雛が到着しました。

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 この段ボールに雛が25羽入っています。こういう雛運搬専用の段ボールがあるのです。通常は孵化してすぐに輸送します。生まれたてなら100羽入れるのでしょう。農繁期なのでわが家は幼雛を育てる余裕が無く、知人に保温が必要無くなるまで買ってもらいました。

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 鶏舎内で箱を開けた途端に何羽か飛び出しました。元気そうです。20日令(生まれて20日)とのことですが、まだ小さいですね。横斑プリムスロックと他の鶏との掛け合わせだとのこと。品種聞いたのですが忘れてしまいました。多分ロードアイランドレッドとの掛け合わせだと思います。

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 次々と箱から出て行きます。

 ここのところずっとゴトウを飼っていたのですが。品種改良がどんどん進み、鶏が小型化すると共に寿命がどんどん短くなっていました。小さい方が自分の体の維持に必要な餌が少なく、卵になる率が上がるので、養鶏には有利なのです。ただ、昔は7年位寿命があったのが、2年位で死に始めるようになってしまいました。

 大規模養鶏では群れ全体の産卵率が下がれば全部淘汰してしまうので、3年も生きなくても問題無いでしょうが、ちょっとかわいそうです。元祖のプリムスロックが肉卵兼用種で、体も2-3割大きいので、少し長生きしてくれそうです。

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 餌は成鶏用で良いとのことでした。雛に合わせ、給餌器を地面に少し埋める位下げ、水も用意しましたが、地面に落ちている昔の餌を突っついています。まだ小さいので、全部成鶏まで育ってくれるかわかりませんが、みんな大きくなって欲しいものです。

 産卵を始めるのは、早くても10月、遅ければ12月になります。