雪害倒壊ハウスの撤去1棟目1日目

 去年2月に2週連続で大雪が降りました。わが家にはハウスパイプで作った温室や物置が7つあったのですが、そのうち6つが被害を受けました。2つはビニールやシートが破れて、パイプがやや曲がっただけですみましたが、残り4つは倒壊してしまいました。1つは半倒壊、2つは連棟では無いけど並んで設置した農機具小屋で一体のものです。1つは半倒壊なので修理、2つ建直し、2つは若干補修してシートの張り替えというわけです。日本中大被害で、建直しには農水省から補助金がいただけることになりました。

 農機具や肥料の小屋がぺっちゃんこでは困ります。早く建て直したかったのですが、大雪に埋まっていて作業どころではありませんし雪掻き優先です。雪が消えないので農作業は遅れて、物置を作っている余裕はありません。ところがそれ以前に材料が手に入らないのです。何しろ一瞬にして3年分の需要が発生したそうです。供給が追いつきません。

 国の予算は年度単位なので、2月末に「材料は無いかもしれないが、壊れたハウスの撤去報告だけは出すように」とのお達しが来ました。材料が無くても撤去は出来るだろうというわけです。温室なら出来ます。でも物置の場合、つぶれても中身にシートはかかっているわけです。骨組みもかがめば中に入れる場所もあります。撤去しちゃうと資材はずぶ濡れですし、シートをかけただけでは風で飛んだり真ん中の資材を出すにはシートを全部外して荷物を積み替えねばなりません。まず一つでも小屋を再建して、その中に荷物を移さなければ撤去どころではありません。

 というわけで放置せざるを得なかったのですが、先月末、春注文したパイプが到着しました。新しく単管で組んだ農機具小屋も完成しました。さっさと片付けなくては。

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 2つで1棟の農機具小屋。両方ともつぶれてしまいました。単焦点レンズなので離れて見えますが、間は1メートルも空いていません。この中の機械類を移さねば解体できません。まずは手前からです。播種機とハーベスタと歩行田植機3台その他です。

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 播種機は軽いので手で引きずって行きました。田植機1台も。ハーベスタはエンジンがかかり移動できました。田植機2台は大変なので少し移動して後回し。問題は父親が溜め込んだゴミの山。軽トラの荷台に一杯ありました。手の打ちようが無いので、とりあえず家の方に運びました。自分で分別してもらわねば。というわけで、中身はほぼ空っぽになりました。今日はここまで。

田畑は雪で覆われていても

 2月に入りました。厚く積もっていた雪も大分溶けてきましたが、まだ田畑は基本的には真っ白です。

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 足跡だけ雪が消えて少し地面が見えることもあります。農作業は出来ないので、昨年の雪で倒壊した物置や作業小屋の整備を始めました。

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 山芋を植えっぱなしにしていた場所でムカゴ発見! 思わぬ収穫です。仕事そっちのけで拾い集めました。

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 冬でも鶏の世話をしてくれている父が転びにくい様、手摺も増設しました。もう少し増やしたいと思っています。

米の熟度確認

 ご近所でも早い田んぼは先週末に稲刈りが始まり、もう脱穀も終わったところもあります。今年は例年に比べて低温かと思っていましたが、そうでもないようです。

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 三角田んぼから見下ろしたところですが、倒伏している田んぼも多い様です。今年はいつも以上のように思いますが、正確に記録しているわけではないので気のせいかもしれません。

 わが家の田んぼもそろそろ稲刈りの準備をはじめた方が良いかも知れません。稲は最初は緑色な訳ですが、段々黄色く色づいてきます。8-9割が黄色くなったところで刈り取りです。黄化すればすぐ刈り取りというわけにはいきません。田んぼは水を張っているので、まず水を抜いて乾燥させて土を固めないと、稲刈機(バインダー)が動けませんし、歩くだけでも大変です。

 周りで稲刈りが始まるとそわそわしてきますが、わが家の田んぼは最初の種蒔きで1-2週間周囲より遅いし、有機栽培なので1週間は余分に時間がかかります。作業しやすい様8月下旬に水を止める人もいますが、有機栽培では最後の生育が収量に影響すると言われていて、ギリギリまで水を抜かない方が良いと言われています。つまり稲刈りの日を予測して、ギリギリまで水をかけることになります。田んぼによって乾きやすい田や水が抜けずぬかるむ田がありますし、雨が降れば乾きませんので、その辺りは適宜判断が必要です。

 わが家ではを参考に刈り取り時期を予測しています。稲穂のどの位置がどれ位黄色くなれば、あと何日で9割黄色くなるか予想できるわけです。穂の上部2/3の最初の枝の籾が一通り黄化してから2週間で稲刈りです。田んぼと天気を見て、いつ水を抜くか決めることになります。

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 石の田んぼです。大分黄色くなってきました。隣の田んぼは稲刈り中です。わが家も稲刈りしたい。

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 穂を見るとちょうど目安の感じです。稲刈りは2週間後ぐらいでしょうか。この田んぼは水は抜けやすいので、水を掛けるのをやめ、今週末には水を抜くことにしましょう。

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 三角田んぼです。結構稔っているように見えます。結構稗が出てますね。

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 でも穂を見るとまだまだ青い。この田んぼはお布団を敷くのが最後になってしまったこともあり、もう少し様子を見る必要があります。水も入れ続けなければ。

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 池の田んぼ。ここは鴨と稗にやられてしまいかなり悲惨です。でもそれなりにお米も出来ています。稲は強い。

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 登熟が進んでいるところと、

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 まだまだのところ。草などの影響で生育にかなり差がついてしまっています。全体の傾向で判断です。もう少し様子を見る必要があります。ただここはぬかるむので、出来れば早めに水を抜きたいところです。

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 家の田んぼ。ここも稔っているように見えます。

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 でも下の方はほとんど青い。まだ3週間以上かかりそうです。お布団を敷いたのは最初だったのですが、なぜか毎年時間がかかります。特に今年は水管理がうまく行かずにしょっちゅう水を入れていたので、温度が下がってしまったことが影響していそうです。

 こんな感じで、稲刈りは10/4-5の週末にスタート。その後2-3週間かけて順番に刈って行くことになりそうです。

苗の様子とジャガイモの整理

 毎日良い天気で全く雨が降りません。天気図によると今週は少し期待できるかも。山があるので雲に避けられてしまうと降らないかもしれないのですが。

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 一通り白菜の植え付けはしましたが、予備に苗を作っています。しかし晴天続きで水やりが追いつかず、株が減っているような気が。

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 こちらもまばら。

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 母には先週までに掘ったジャガイモの整理をお願いしました。種芋に使う小さい芋と、それ以下のもっと小さい芋を分別します。困ったことに男爵がもう発芽し始めています。休眠期間が3カ月あるはずなので、6月中に枯れてしまったということかもしれません。

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 傷ついた芋も別にして、鶏さんに食べてもらいます。たまごなので蛋白質が重要に思えますが、炭素量も沢山必要なのです。

水路の浚渫

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 天空の畑の水路が去年から詰まり気味でした。去年も土をさらったのですが、結構ありました。そろそろ雨が目立つようになるので、溝の土をさらいに行きました。

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 完全に埋まって溢れているところがあります。

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 グレーチングの上まで土が乗っています。

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 一通りさらったら、軽トラックの荷台が一杯になりました。制限重量を少し超えたかも。これで当分安心です。

今日は雨で作業はお休み

 今日は雨で作業は出来ません。

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 刈り取った麦束と脱穀機は簡単に養生しておきましたが、麦束を集めるのに使った運搬車は雨に濡れています。

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 ジャガイモも畝間に水が溜まっていますが、この程度なら大丈夫でしょう。

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 茄子と里芋を植える予定の場所も水に浸かっていますが、水に強い作物なので大丈夫かと。

人参の播種

 近所の人が手伝ってくれることになり、芽がでなかった枝豆の種を蒔いてくれることになりました。人参の畑を用意したのがもう1カ月以上前。これでやっと種を蒔く余裕ができそうです。

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 30センチ間隔に紐を張ります。4条一畝にして間は1条飛ばして通路にします。農業雑誌『現代農業』で水田除草機で人参の除草ができるという記事を眼にしたので、試してみるためです。

 1畝(4条)種を蒔いたところで、パートナーから「里芋の芽が出ているみたい」という報告。マルチ作りなのでマルチを破って芽出ししてやらなければなりません。それに畝間に帯水しているとのこと。地下水位が上がり過ぎると、苗がやられてしまいます。

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 早速見に行きました。排水溝を掘り、里芋の芽出しもします。ずっと芽が出ず心配していましたが一安心です。真ん中はちょっとだけ植え付けたセロリ。セロリは有機栽培では結構難しく。毎年失敗していますが、今年は水分の多い減反田に植えたので育ちそうです。

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 同じ減反田のジャガイモ。日照りで厳しいかと思いきや、そこそこ育ってくれています。 

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 茄子もここに植えています。もう1畝準備しているので、植えないともったいないのですがなかなか余裕ができません。

 幸い湿気に弱いジャガイモの帯水はさほどでもなく、排水溝も掘って一安心です。

家の近くの畑の成育状況

 夕方、犬の予防注射から帰ってきてもまだちょっと明るかったので、畑の様子を見に行きました。今週は色々忙しく、ほとんど作業できていません。

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 大きい方の麦畑です。大分茶色くなってきました。写真はありませんが、小さい方も後を追いかけています。昨日雨だったので、まだ刈れそうにありませんが、乾燥し次第刈り取りたいものです。

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 5月末にかなりの面積に枝豆を蒔いたのですが、全く芽が出ません。日照りのせいかと思っていましたが、どうも父が草だと思って抜いていたようです。パートナーが黒豆の枝豆を蒔いてくれというので、ついでに蒔いてきました。一袋ですが、思ったより時間がかかりました。

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 枝豆と一緒に蒔いたオクラはどうでしょう。草が出ていて良く見えません。

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 雑草と一緒に生えています。葉っぱがとんがっているのが雑草。丸いのがオクラです。少しは出ているようです。

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 隣の畝にも蒔いておきました。芽が出ていたはずですが、見当たりません。そのまた隣の畝にも蒔いてあったのですが、それも行方不明に。草もないので、これも父に抜かれてしまったようです。

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 隣の畝の奥の方に、少し密生していたので、まずはこちらの畝に移植しました。

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 残りをこちらの畝に移植。移植性が高いか知らないので、着いてくれるかは後のお楽しみです。追い蒔きも必要です。

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 少しだけ蒔いておいた蕪。虫に食われて葉っぱは穴だらけですが、一応生存を確認。肥が切れているのか成長は今一つです。

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 さて、夏野菜の苗はどうでしょう。ここはミニトマト。一応成長しています。そろそろ支柱が必要ですが、今日もその余裕はありません。

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畦草刈りと麦の生育

 昨日雨の中で、何とか網を外し終わった田んぼの片付けに行って来ました。昨日の作業で予想外に疲れたらしく、なかなかエンジンがかかりません。昨日最後の網を外した頃には暗くなり始めたので、最後の網は畦の上に置いたまま。その回収もしなければなりません。涼しいうちに作業してしまえば楽なのですが、炎天下での畦草刈になってしまいました。

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 奥の法面が問題の隣の人の他の法面。一通り刈り終わってほっと一息。濃い緑は稲の色で、草を刈った法面はやや茶色です。

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 逆の法面は本当はうちで刈らねばならないのですが、隣の田んぼの人がこっちの分まで刈ってくれていました。感謝。網を外して杭も抜いたので、残った畦の上面を刈りました。

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 道路側も。最後で疲れて来たのでちょっと刈り残しも。

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 鴨に踏まれて突っつかれたのと、網を外すのにどうしても引きずってしまうので、田んぼの真ん中はちょっと苗が少ない。もっとも色の濃い所には、鴨にお布団を破かれて、雑草が出て色が濃い所もあります。

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 まあまあの育ちです。

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 小さい方の麦畑。こちらの畦草も刈りました。大分色がついて来たので、そろそろ刈り入れ時かと思って水分を計ってみましたが、30%でもう一息です。

三角田んぼの周りの草刈

 三角田んぼのある地域は傾斜が急で、農地の維持に補助金が出ています。道路際の草刈は関係者全員で一緒に作業します。明日がその日なのですが、自治会の別の会でも明日の同じ時間に草刈になってしまいました。分担を決めてもらい、先に刈っておくことになりました。

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 共同作業は刈払機ですが、平たい所はモアの方が効率的なので、天空の畑にハンマーナイフモアを取りに行きました。心配していた薩摩藷ですが、一昨日植えた所は昨日曇りだったので元気そうでした。その前に植えた分はちょっと微妙です。熱除けの紙もほとんど飛んでしまっています。

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 天空の畑は3枚に分かれていますが、1枚は手つかずです。

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 メロンやスイカも大丈夫そうです。

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 モアで道路際から刈り始めます。すごい草で、田んぼが全く見えません。

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 反対側も刈りました。

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 モアで刈れる所はここまで。あとは刈払機で刈ります。

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 三角田んぼの玉葱の様子。成長が悪過ぎますが、これ以上は何ともなりません。水を入れてみるという手もありますが、時間的に余裕がありません。1本だけ薹立ちしていました。例年の1カ月遅れです。草も少し取ってやりたいし、1カ月遅れなら、この後少し成長するかもしれません。畦の上の草も刈りました。

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 残った草を刈払機で刈りました。

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 反対側。畦や法面の草も上の方だけは刈ったので、田んぼが見えるようになりました。

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 こちら側も田んぼの畦が見えるようになりました。