塩田平便り:玉葱を植え始めました

 秋が深まっているにしては、何となく暖かい塩田平です。11月に入ったのに、まだ初霜が降りません。高いところにある畑に残してあった薩摩藷の葉が少し枯れてしまったところを見ると、場所によっては弱い霜が降りたのかもしれません。好天のおかげで、10月中旬までは生育が今ひとつかな、と思っていた玉葱の苗も立派な大きさに育ちました。ネギやニンニクなど、葉が細い野菜は雑草に弱いのですが、今年は家の近くに苗床を用意できたおかげで父が除草してくれたことも、良い苗に育ってくれた理由でしょう。稲刈も少し残っていますが、先週から玉葱を植え始めました。

 何人かお手伝いして下さる人がいて、用意した畑の1/4位植え終わりました。苗は1/6ぐらいしか掘り取っていません。このままだと畑が足りなくなるので、もう少し用意しなければならないかもしれません。今年は減反田があるので畑にはずいぶん余裕がありますので、時間さえあれば用意するのは簡単です。ただ、苗も場所によってずいぶんまばらにしか生えていないところもあります。実際に苗を掘り取って植えてみないと、どれ位畑が必要か分からないところがあります。普通は畑を決め、苗を多めに作り、成長の悪いものを捨ててしまうのですが、針のように小さな苗でも、つい植えてしまいます。

 父にも手伝ってもらって玉葱を植えている時に、幼稚園のバスが到着しました。園児達が薩摩藷を掘りに来て大騒ぎです。

薩摩藷を掘る子供達

 お手伝いしている幼稚園に、毎年薩摩藷を掘りに来てもらっているのです。今年の薩摩藷は大きくなったので、子供達も満足したことでしょう。後で子供のお母さんから「早速蒸かしていただきましたが、家のおじいちゃんが作っている薩摩藷よりおいしかった」と嬉しい言葉をいただきました。来週焼芋大会をするそうです。残った薩摩藷を掘り取ってしまい、玉葱を植えることになるかもしれません。まずは用意した畑にせっせと玉葱を植えて、どれ位苗が残るか確認するところからです。

 大豆も雑草に埋もれていますが、稲刈と玉葱が優先なので運が良ければ収穫できるかといったところです。夏野菜も霜が降りる前に収穫できれば無駄になりません。色々な方に助けてもらい、比較的順調なような気がしていましたが、やはり追いついていないようです。でも嬉しいことに、キャベツや大根、白菜、野沢菜と言った秋野菜の生育は順調です。ニンニクも父が植えてくれていますが、豌豆や空豆など、他の冬越しの野菜の種蒔きまでは手が回っていません。次の週末も農業に専念したいところですが、結婚式で出かけてしまいます。来週以降もしばらく霜が降りないよう祈っているところです。

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