塩田平便り:沢山の協力で大分追いつきました

 先週末塩田平は雨の予報でした。雨で稲刈が大変だった去年と違って、今年の塩田平の秋は好天に恵まれて来ました。ある意味のんびり稲刈をしてきたのですが、雨が降ると乾燥するまで脱穀できなくなります。一番大きな田んぼで稲架に掛けている稲の乾燥がちょうど良い位です。雨の前にと、軽トラックのライトを照明代わりにして、夜8時までかかって何とか脱穀を終えました。これで、稲刈が9割、脱穀も7-8割が終わったことになります。時間が無くて正確な計量はしていませんが、大体の見当で7俵位の収穫でしょうか。

 後で藁を回収したとき、大分お米が残ったままの稲束もありました。ほとんど見えないまま脱穀機にかけてしまったので、ある程度は仕方ありません。まだ刈っていないぬかるみの稲も残っているので、選り分けて、一緒にもう一度脱穀機にかけることにしました。稲刈も後少しです。本当は引き続き稲刈を進めて、終わらせてしまいたいのですが、お留守になっている畑の方がそろそろピンチです。玉葱やニンニクの植付け、ネギなどの野菜類の種蒔きを、出来れば10月末、遅くとも11月初めまでに追えねばなりません。

 種蒔きや植付けの前に、畑を用意しなければなりません。玉葱を植える予定の畑には、もう収穫期を過ぎてしまった南瓜と薩摩藷が残っています。まず収穫して片付け、肥料を撒いて耕さなければなりません。そもそも塩田平では、10月下旬には初霜が降ります。強い霜が降りると夏野菜は枯れてしまいます。他の夏野菜もその前に片付けなければなりません。今年は田んぼで手間取っているので、畑の方は開店休業状態です。それでも、先週末には近所のお母さん達が、福島に送る野菜の収穫に来てくれました。多めに種を蒔いて間引き収穫するやり方なので、ちょっと手間はかかりますが長期に収穫できます。

 週末は行事で旅行でした。午前中農作業していたら雨になってしまい、天気予報では翌日も雨。旅行としては良くないものの家に居ても農作業は出来ないのでちょうど良かったと思っていました。ところが翌日は晴れ。しまったと思ってももう遅いわけですが、何と旅行の参加者全員が帰りにうちに立ち寄り、農業を手伝ってくれました。1時間強のお手伝いだったのですが、15人の力は大きく、僕の2日分以上片付いてしまいました。南瓜と薩摩藷の収穫がほぼ終わってしまったのです。それぞれコンテナ8個位。計量していませんが、150キロずつ位は収穫できたようです。

 月曜日も手伝いに来てくれる人がいて、週末に南瓜を収穫した後の雑草を刈ってくれました。これで玉葱の植付けに近づきました。おかげで余裕ができたので、ニンニクとネギの植付け準備をし、葉菜類の種蒔きも出来ました。薩摩藷はもう1畝あって、こちらも150キロ位収穫できそうです。ただ、ボランティアをしている幼稚園の園児達が例年通り掘りにくるので、まだ収穫できません。子供達が掘った残りがわが家の収穫です。子供が掘った残りは、支援物資として、定期的に福島に送りたいと思っています。

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