中国製の刈払機

 農機で一番よく使うのが刈払機だそうです。わが家の場合は雑草を気にしないと言うか、二酸化炭素固定のためには緑を残したいと思っているので、他の人より出番が少なくなっています。それで雑草に覆われて失敗してしまうこともままあるので、本当はもっと草を刈るべきなのかもしれません。

 それはさておき、よく使うからか、比較的不調になります。わが家には台数だけは5台以上あると思うのですが、一番新しい機械は研修生に貸していたらガタガタになってしまいました。エンジン全体のオーバーホールが必要な状態です。多分リングがスカスカ。こんなにするのは難しいのですが、使い方が悪いとあっという間にこうなってしまいます。

 他の機械もみな不調。整備自体は難しくないのですが、その時間が取れません。僕が使っていた機械は問題無かったのですが、タンクが割れてしまいました。タンクはポリエチレンなので、修理が難しく、交換しかありません。農協に持ち込めば良いのですが、その時間もありません。

 最近低価格品が増えて来たとは言え、安い機種でも2万円位します。安い機種はエンジンが小さいので、小さい刃しか付けられません。25cc前後以上のエンジンで無いと大きな刃は付きません。通販で中国製の刈払機を売っていました。安い。43ccの大きなエンジンが付いていて、1万円しません。つい買ってしまいました。

中国製の刈払機

 刈刃のガードが付いていないのは、割れてしまったためです。安全のために工夫して付けようと思いますが、やはり安物です。見た目はかっこいいのですが、とにかく重い。

 まあ使えないことはないんですけどね。エンジン大きいのですが、回転上げるとすごい振動です。バランス取ってないのかも。手がしびれてしまって長時間の作業は無理。重いのと振動で斜面の作業も危険です。でもそれなりにトルクがあるので、低速で回していてもそれなりに刈ってくれます。ピックアップは悪いが力不足で刈れない時はちょっとスロットルを開ければパワーが(振動も)出ます。

 シャフトが2分割できて収納しやすいとか、スロットルが可動で指先で常に最適の回転に出来るし手を離せばアイドリングになって安全とか、起動用にスロットルを固定できるとか、機能面は良く考えてあります。

 しかし製造技術が・・・。組み立てる途中で、ハンドルを固定するネジを締めていたら、あっさりネジ山が負けてしまいました。軽合金部品なので、工具を短く持ってトルクをかけないようにしていたのに。何とか組付けに成功したので、使えることは使えるのですが。リコイルが固くて全く引けません。固定ネジを緩めたら引けるようになったので、クリアランスか潤滑の問題でしょう。

 あまり傾斜が無い圃場でゆっくり作業するには何とか使えるので、無いよりまし、といったところでした。

 

中国製の刈払機」への5件のフィードバック

  1. 私も同じのを使っていました。
    先日、プライマリーポンプが割れてしまい使用不可に。
    どうしようかと悩んでいます。

  2. コメントありがとうございます。プライマリーポンプは消耗品ですので、割れてもしかたありません。実機は確認していませんが、この手の部品は規格化が進んでいるのと、多分ワルボロの真似なので、同じまたは近いサイズの部品が手に入るかもしれません。他の農機の同様の2ストエンジンのプライマリーポンプを、別のメーカーの部品で交換したことがあります。近くのホームセンターなどで探してみてはいかがでしょう。

  3. コメリにありました。
    丸山製作所という草刈機メーカーの部品がぴったり一致しました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。