引き続き田んぼに手を取られる

梅雨寒、という言葉を思い出す塩田平の今日この頃です。暑くないので農作業は楽です。薩摩藷が根付くまでは晴れないで欲しいので良いのですが、この状態が続くと稲の活着や成長に影響が出ないか心配もあります。先週一番大きな田んぼの台風で流されてしまったお布団(布マルチ)の最後の修正を試み、修正しきれないところは手植えで田植をして、全ての田植が終了しました。家の近くの田んぼのお布団からは稲が順調に芽を出し、2葉期に入ろうとしています。とりあえずこれで一段落かと思いきや、失敗もあり、引き続き田に手を取られています。

 

山間の田んぼは水温や日照などの条件が悪いせいか、芽が出始めたかな、という程度です。普通に田植をしている周りの田んぼの稲はもう青々しているので、ちょっと焦りますが、夏の気温が低くなければ追いつける予定です。早生の布マルチが足りなかったので、こちらも2畝弱田植をしました。水の管理は朝一番に水を入れて昼間の太陽で温度を上げねばなりません。出張中の管理を子供に任せたところ、夕方水をかけ始めただけでなく、一晩中掛け流しにしてしまいました。夜間に冷たい水が大量に入ったため、田植えした苗が3割位枯れてしまいました。

 

山の田んぼも動物の襲撃を受け、お布団が踏み荒らされただけでなく、芽も出て来ません。鳥の足跡も沢山ついていたので鳥に芽を食べられてしまったのかもしれません。水を抜いて様子を見ているところです。少し苗の残りがあるので、補植したいところですが、低温で予備の苗も弱っているのと、雑草が目立つので、まず除草をしました。除草すると植えたばかりの苗は抜けてしまうので、何回か必要な除草が一段落してから補植することになります。除草も、知人に貸していた除草機が壊れて帰って来てしまい、修理に半日かかって遅れてしまいました。

 

6月は薩摩藷と豆類の蒔き付けの時期です。苗が終わる時期になってしまったので、とりあえず薩摩藷を残りの畝に植えました。梅雨というのに雨は少ないのですが、曇りがちで気温が低めなので、水をやらなくても大丈夫そうです。薩摩藷の苗は根が無いので、晴れが続くと枯れてしまうのです。今年は梅雨入りは早かったものの、宣言が出るとなぜか好天が続くのは例年通りです。4月中旬からダッシュでやって来た農業ですが、葉菜類の種蒔き以外は、何とか追いつけそうです。葉菜を蒔くにはトラクターを修理したいところですが、そこまで辿り着けません。

 

梅雨なので草の生長が非常に速く、1週間で30センチ位伸びます。種蒔きをしようと草を刈っても、半月手が付かないと見渡す限りの雑草の海に飲まれてしまいます。また草を刈って畑を起こさないと種が蒔けません。それでもまた知人が手伝いに来てくれ、いくつか種を蒔いてくれました。ちょっと安心出来ますが、本当はもう1列蒔いてくれる予定が、子供が場所を片付けていなかったので、途中までで終わってしまいました。豆を蒔くための畑も借りてあります。もう一息なので、さっさと田んぼを片付けて、除草して、豆や種をを蒔いてしまわねば。