何とか田植が山を越しました

時々雨が降るものの、天気の日が多い塩田平でした。梅雨入りは早かったものの、宣言が出るとなぜか好天が続くのは例年通りです。先週植えた薩摩藷が、好天で枯れてしまうのではないか心配でした。週末に見に行ったところ、葉が大分枯れていましたが、幸い土には水分があり、水をやらなくても根付きそうでした。まだ1/4しか植えていませんが、残りは天候を見ながらもう少し先にすることにしましょう。薩摩藷の苗は根が無いので、晴れが続くと枯れてしまうのです。4月中旬からダッシュでやって来た農業ですが、葉菜類の種蒔き以外は、何とか追いつけそうです。

 

お米の方は、わずか2反5畝の田んぼです。それが5枚に分かれているので、条件は良くありません。スタートの遅れと、例年に無い台風と猪の被害で苦戦してしまい、お布団を敷ききれませんでした。さすがに6月に入ってお布団農法では遅過ぎると思ったので、先週ほんの苗箱2枚の田植をして、お布団敷き/田植が終了しました。全体の95%はお布団農法です。1度は猪に破られた電柵ですが、幸い修理した後は猪も来ていないようです。3回も侵入されたので、既にお布団は穴だらけのぼろぼろで、半分位しか除草効果が無いかもしれません。そういえば、2年前は鴨の大群に襲われ散々でした。自然相手はなかなか大変です。

 

ただ、一番大きな田んぼの修復が残っています。台風で水路から大量の水と雑草の種子が流れ込んでしまったのです。大量の水と種子類と稲株の砕かれたものが流れ込み、お布団が半分近く押し流されてしまいました。しかもお布団の上は草の種だらけ。お布団からは稲の芽が出始めました。台風に流されてしわくちゃなままではうまく育たないので、週末慌てて修復に励みました。子供にも手伝わせましたが、6割ほど終わったところでしょうか。もう少しやってみるつもりですが、修復しきれないところは田植をし直すしかありません。雑草の種が流れ込んだところと田植をした所は、草を抑えられないので、除草するしかなさそうです。

 

週末知人も手伝いに来てくれたので、畑の方も少し進みました。生い茂っていた雑草を退治して、懸案のカボチャの種蒔きができました。予定に遅れること3週間ですが、何とか間に合うでしょう。家の近くの畑では、大根葉、小松菜、法蓮草などが生い茂っています。食べきれない量ですが、販売までは手が回りません。しかも次の種蒔きが出来ていません。葉物野菜の収穫時期は短いので、間もなく食べるものが無くなってしまいます。計画通りに種蒔きする余裕が無かったのです。農業は天候との相談なので、多めに作っておかないと足りなくなってしまいます。多すぎた場合は売らなければ無駄になってしまいます。田んぼが何とか山を越えたので、次は畑の計画を練り直して、どんどん種を蒔いてしまいたいところです。