主食になる米と芋を確保

先週末を待たず、塩田平も梅雨入りしました。ついでに台風も襲来しました。塩田平に住み始めて十数年。正確な記憶ではないのですが、5月に梅雨入りしたことも、台風が来たことも、これまでには無かったように思います。山々に取り囲まれた塩田平ですので、台風で大きな被害が出ることは少ないのですが、水路から田んぼに大量の水とゴミが流れ込んでしまいました。せっかく敷き終わったお布団が半分近く流されました。すぐに直したいところですが、代掻きしかけで、まだお布団を敷いていない田んぼが残っています。まずはこちらからです。

 

山奥の、標高が高い谷間の田んぼです。一昨年初めて作った時は、低温でいもち病が出てしまい、大分減収してしまいました。昨年は作る余裕がありませんでした。お布団敷きが遅れているので、十分な生育期間が取れるかが問題ですが、極早生の種子が入ったお布団が少し余っているので、それを使うことにしました。極早生ではありませんが、他の田んぼに敷いた残りのお布団も、濡らしてしまったので使ってしまわねばなりません。2枚で1反弱の田んぼですが、お布団だけで7畝分位あります。残りは田植をすれば、こちらはちょっと遅いだけなので、生育の問題は何とかなるでしょう。

 

残念ながら週末は雨でしたが、どうせ田んぼの中は水浸しです。パートナーと2人で、残りの代掻きとお布団敷きを分担しました。代掻きが完了し、小さい方の田んぼにほぼお布団を敷き終わりました。2畝半ぐらいです。翌日から、もう1枚の大きい方の田んぼにお布団を敷きました。5畝分あった極早生のお布団の残り2畝半分をまず敷き、余り物のお布団で1畝分ほどが敷けました。あと1畝半か2畝植えねばなりませんが、ここまでで時間切れです。お布団を敷いて水を入れないことには稲の芽が出ないので、そこまで辿り着けただけで良しとしましょう。

 

2週間ほど前に3枚の田にお布団を敷きました。1枚は順調ですが、山の田のお布団は猪にやられて大きな穴が開いています。一番大きな田のお布団も、台風で出た水に押し流されてしまいました。この修復も必要なのですが、週末にはまだ芽が出ていませんでした。芽が出るまでは、とりあえず水にさえ漬かっていれば良いのです。実はカボチャの種蒔きと薩摩藷の植付けが終わっていないのが気になっていました。カボチャを作る予定の畑は草ぼうぼうで、何の準備も出来ていません。これは時間をかけねば出来ないのですぐには難しい。薩摩藷は畝立てしてマルチも張ってあります。

 

一部だけでも薩摩藷を植えようと思って、週末に種苗店に少し苗をお願いしてありました。ところが雨で入荷が遅れているとの電話が来ました。田んぼの作業が遅れていたので、ちょうど良いと思っていましたが、入荷連絡の電話が来ないまま週末が終わってしまいました。薩摩藷の植付けはちょっとしたコツがあり、慣れればあっという間に植付けが出来ます。ちょっと余裕があれば植えられると思って、種苗店に電話したら、苗があるとのこと。台風でマルチが剥がれていたりしてちょっと時間がかかりましたが、早速植付けました。気になることは沢山残っていますが、これでカロリーは確保出来そうです。