3年目の学習

 2度の冬を過ごし、3度目の春の種まきはいつにしようかという頃から、これまで育ってきた葉っぱの元気がなくなってきました。新しい葉っぱがほとんど出てこないのです。

 新しい葉がでない→収穫しない→ほったらかし、という状態が1ヶ月ほど続いたでしょうか。定期的な水と液肥やりはきちんとしていました。

 ある日、今日こそは種を蒔くか、元気のない葉っぱを引っこ抜こうと思い立ち、プランターにかぶせてあった虫除けの寒冷紗をはずしました。すると、土は小バエのような虫だらけ、キェーッとなって、必死でプランターの中身を丸ごと大きなゴミ袋に入れて、ゴミステーションまで走りました。

 素人考えですが、植物の生長が止まった時点で何の処置もせず、水と肥料を与え続けたら、土壌のバランスが壊れて、植物を生かす力を失い、あとは植物をエサとする虫の住みかとなるのかと思いました。

 土の力の域値を超えると悲惨な結果になる。ベビーレタス類は2年が限度かも。というのが、3年目の学習です。

 3年目のもうひとつの学習結果として、今年は「ベビーレタスとルッコラの干物」を防ぐために種蒔き→発芽→その後に間引きしたときに、植え込み材に使用しているココピートを1センチぐらいの厚さに敷いてマルチングしています。

ココピートで土の表面を覆った。

 猛暑のせいで葉物が干からびてしまうことは予想できたので、日向土に混ぜるココピートの割合も多くしました。

 灼熱の太陽で奪われる水分を少なくするために厚くしたココピートのマルチング。9月に入り、曇りや雨の日が続くようになり、ハダニが巣くうようになりました。お陰で、繊細なルッコラは、ハダニに養分を吸われ、半ミイラ状態になってしまいました。

 やはり、水やりを横着しようとした私がいけなかったのかと反省しきり。

 ルッコラの土を回復させるべく、きれいに収穫してから、木酢液を約1000倍に薄めた殺菌水をたっぷりかけて、日光消毒しています。せっかくの土ですから、前みたいに、キャーッといって捨ててしまうつもりはありません。

 

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